Palms Sylpher SSGS-60XUL

chris

2009年04月26日 15:00

Angler's Republic Palms  
 
  Sylpher Smart flex SSGS-60XUL








Length...6ft.
Lure...Max1/8oz.
Line...Max4lbs.
Mat...Graphite

管釣でスプーンを中心にメインロッドとして使用。
2009年2月に、以前同用途で使用していたMecha2 Ultraが逝った為新品で購入しました。

やはりパームスのテーパーはスムースで好み。
フレキシブルなティップと粘るバットをベリーが上手く繋いでいます。
ガイドがATガイドではないのも◎です(ATガイドはどうしても耐久性が気になるのです)

私は10年来の管釣古参兵なので、ティップを使用してアタリをとるのが好きだし、そのクセが抜けません。その点この竿はティップのハリが絶妙で、私にとって丁度良いカケ調子。
折角いいロッドなんだからラインじゃなくてティップでアタリとりましょうや。

上記ガイドやティップも含め、近年は見なくなった非常にオソドックスでマイティなトラウトロッドです。0.5g~3.5g程度のスプーン、ミノー、クランクとおおよそ管釣で使うルアーであれば高次元でバーサタイルに使用可能。ワンダー60なんかもギリギリいけます。

また何といってもコスメが好き。チェレステグリーンのブランクは元ビアンキ乗りにはソソります。ハイグレードコルク+シルバーリングシートもシンプルでクールな印象。所有欲は最高に満たされるのでございます。

ただ、基本設計自体は古いので、最新の管釣ロッドにあるようなキンキンの感度や軽さはありませんし、何か抜きん出た長所があるわけでもございません。されど私がロッドに求める要素を高いレベルで実現してくれるいい竿です。
バックアップ用に中古で一本欲しいくらいです。

もう新品で入手できる機会は無いでしょうから、ランディングの際も地面に一切つけずに末永く大切に使います。カタログスペックに惑わされない、ホンモノをお求めの方にオススメです。




現時点でコイツの相棒はSoareBB1000s
ピーキーな竿ではないのでリールも選びません





2009.08.24更新

この竿の良さが次第にわかってきました。

兎に角何度使っても

「負荷に従ってスムーズに支点が変化していくテーパー」

秀逸です

そのおかげでしょうか、以下のような点が挙げられます


・驚異的なバラしにくさ
私のファイト方法に合っているのでしょうか、殆どサカナをバラしたことがありません
柿田川50upの突進にも、ベリーがスッっと入ってバットが粘るので余裕で対処できます
これに関しては現在の高弾性カケ調子ロッドよりも格段に優れていると思われます

・バーサタイル性
(前にも書きましたが)1~3g程度のスプーン、クラピーやZAMMAIなどのクランク、ツインクルなど5cm程度までのミノーから、ワンダー60などのリップレス、美蝉やZEALチマチマなどのトップまで、エリアで使うであろう大多数のルアーを一本で無難にこなせてしまいます(縦釣りはやらないのでワカリマセンが)
トップやらミノーやらが好きな私にとってはこのバーサタイル性は重要です
コチラも専門性が高い現在の高級ロッドには成しえないことだと思います
張りがあるので流水も充分イケます

・ティップのブレがない
ので、マイクロスプーンのリトリーブにもあまり気を使う必要がありません
現在は良いロッドの条件みたいなものですが、当時としては画期的?


反面、最新の竿と比べて以下のような欠点が…

・1g未満のスプーン使用時
少々張りがありすぎます
もう少々全体的に柔らかいほうが使いやすいでしょうね
特に0.6gを切ると急に扱いにくくなります

・繊細さの欠如
バーサタイルな竿なので仕方がないのですが、プレッシャーの高い状態でマイクロスプーンをキャスト→ラインを見て細かいアタリを丹念に、という釣り単体でみるなら、最新のトーナメントロッドのほうが遥かに使いやすいでしょう。

実際超ハイ・プレッシャー時は、もう少しティップが繊細で、感度がよければなぁ、と思います


今のところこんな感じかな~






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