2010年05月30日
コンプレックスCI4 インプレ
まずこのリールに対する要求ですが、
(前提)用途はボートシーバス(スト撃ち)中心にトラウトや海外も、コストパフォーマンスが高くて、あまり扱いに気を使わないリールを所望
特にボートシーバスでの
①ストラクチャー際での無理な体勢でのフックセット(巻き合わせ)を確実なものとする
②フックアップしたサカナを素早くストラクチャーから引き離す
③ミスキャストした際のピックアップや、ラインスラックの解消を素早く行える
④ストラクチャー際でのアキュラシーの向上
⑤(08バイオに対して)ドラグ能力の向上
以上を踏まえた結果このリールに行き着きました。
そして使用してみた結果、①~③ではハイギアが、④はCI4採用による軽量ボデーが、⑤に関してはベアリング入りのリッジドサポートドラグが上手く作用し、ほぼ期待通りの効力があったといえます。
ただ一つ②に関して、今回は相手が~50サンチクラスのシーバスであったから良いものの、60、70が相手だったらどうなのよ?という疑問があります(理由は後述するパワー不足により)
他に気に入った点
・ルックスは中々好み。カラーは独特かつシブい、いい色だし、ハンドルは専用のものが与えられていて高級感があります
カラーはつや消しガンメタルで、ボディと上手くマッチしています。
ハンドル根元にはチェッカリング加工。そしてスプールはコダワリのダブルアルマイト。
・ハイギアの恩恵はやっぱり大きい。釣りが非常に効率化します。ファイトにも余裕が生まれます。
・やっぱりドラグが下位機種とは別物。ラピッドファイアという機構も慣れると扱いやすい。緩めに設定して巻き合わせ→キュっと閉めて追い合わせ とかね
逆に気になった点は
・やっぱり剛性。サカナ掛けると明らかに手の中でたわむのが感じられる。その剛性感の無さにハイギアが加わって、何となくパワー不足なイメージを受ける。実際にランカークラスとファイトしないとこればかりは解りませんが。ただ冷静に考えると、今回釣ったサイズ(~50センチのシーバス、但し腹パン)に関しては剛性は全然問題にならない。普通にキャッチできた。だからバスで使用する分には全く問題ないでしょう。
・予想以上に重い巻き心地。悪いのではなくて重い。ライトリグなら無問題でしょうが、引き抵抗の強いミノーを1日引くと結構疲れる。
・生産国はマレーシアです(但し部品は国産→マレーシアで組み立て、だそうですが)。それが関係してるかどうかは知りませんが、釣行後水洗いしたらドラグの辺から白濁液が大量噴出。なんじゃこりゃああ!これは初体験…性能に関係ないとは思うけど
以上を総評して…
用途がはっきりしていて、ハイギアの恩恵が大きいようであれば間違いなく買いです!大きな弱点は感じませんでした。そもそも、バス用の2500番スピニングに、ランカーシーバスを余裕でいなすパワーを要求するのは間違ってますからネ(コッチはエクスセンスの領分でしょ~)
よく話題に登る「巻き心地」にはあまり頓着しない一方、ドラグにはウルサイ私にはうってつけのリールかもしれません。
スト撃ち用スピニングとしてメインに据えれる実力を充分に持っているリールです。しばらく使い込んでみます!
100630更新
ボートシーバスで毎週の様に使用しておりますが、やっぱりこのリールいいです。性能は充分ですし、ハイギアも慣れると素晴らしい。ドラグも高性能。パワーも富津でランカー狙わない限り充分ですね。唯一の不満は、ベール。なんだかカッチリしない。
Posted by chris at 02:11│Comments(0)
│Reels
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